電動でもなく、手縫いでもない
アンティークの足踏みミシンでの縫製
電動のミシンがメインに使用される時代ですが、2世代前まで家庭では足踏みミシンが主流だったのではないでしょうか
私の耳にも、祖母が かたかたとミシンを踏んでいた音が残っています
体を揺らしながら、リズムを合わせながら、
もちろん糸調子も手動です
そんな風にして仕上がっていくので
足踏みミシンで作られたものにはなんだか柔らかさが残るんです
祖母が使わなくなってから眠っていたミシン
着たい服が見つからないと感じていた私がいちばんに考えたことは、このミシンを手入れし、再びかたかたとあの素敵な音を鳴らすことでした

そんなある日、旦那さんから
「ふんどしを作って欲しい」と頼まれます
彼はアトピーがあり、汗がしっかり蒸散してくれない素材が合いませんでした
綿の下着も、分厚くて汗をぎゅっと吸収したままのものでは、蒸れて痒くなります
ゴムによる締付けも身体の循環にあまりよくありません
そうして、さらっとした天然素材でふんどしを作るようになります
インドの職人が作る美しいブロックプリント

ふと以前から好きだったブロックプリントの端切れがあったので彼のふんどしを作ってみました
インドの職人が木版を重ねることで生まれる美しく繊細なプリント
こだわりが強く繊細で豊かな感性
天然素材で快適なだけでなく、彼の個性がより輝くふんどしができた瞬間でした
そうして生まれたふんどしMOKKO!
足踏みミシンの縫製で、どこか懐かしくも楽しい
そして快適さらさら!あなたの個性と快適さを輝かせてくれたら、とっても嬉しく思います